高速自動車国道 wikipedia|無料辞書
高速自動車国道(こうそくじどうしゃこくどう)とは、「自動車の高速交通の用に供する道路で、全国的な自動車交通網の枢要部分を構成し、かつ、政治・経済・文化上特に重要な地域を連絡するものその他国の利害に特に重大な関係を有する」(
高速自動車国道法(「法」)第4条)
国道のことである。
自動車専用道路とともに
高速道路としてあつかわれている。
高規格幹線道路の
A路線とも言われる。
高速自動車国道には沿道に
商店などを建てることができず、また、
路肩に自動車を停めることができないことから、休憩施設として概ね50
kmおきに
サービスエリア(SA)、15kmおきに
パーキングエリア(PA)が設けられる。
◆ 整備
路線は、
# 高速自動車国道として建設すべき道路の予定路線
しかしながら、料金を徴収してでも道路の整備を促進する趣旨で、別途
道路整備特別措置法が
1956年に制定され、国土交通大臣は
日本道路公団に高速自動車国道の新設又は改築を行わせ(
施行命令)、料金を徴収させることができるものとされた(同法第2条の2)。これを受けて、公団は路線名及び工事の区間、工事方法、工事予算、工事の着手及び完成の予定年月日を「工事実施計画」として提出する(同第2条の3)。
◆ 連結
高速自動車国道は、自動車の高速交通の用に供する趣旨から、連結できる施設は以下のものに限られている。
・ 当該高速自動車国道の通行者の利便に供するための休憩所、給油所その他の施設又は利用者のうち相当数の者が当該高速自動車国道を通行すると見込まれる商業施設、レクリエーション施設その他の施設 : 連結利便施設等。このうち前者はSA・PAで道路に面する道路サービス施設をさす。
・ 第一号に掲げるものを除くほか、前号の施設と当該高速自動車国道とを連絡する通路その他の施設であつて、専ら同号の施設の利用者の通行の用に供することを目的として設けられるもの : 連結通路等。かつての高速自動車国道活用施設をふくむいわゆる
ハイウェイオアシス等(これらを連結施設という)を連絡するものをさす。
これらの連結には国土交通大臣の連結許可を要する。連結位置及び連結予定施設は前述の整備計画の必要事項とされており、かつては連結施設を追加的に新設する場合にも原則としてあらためて整備計画を経る必要があったが、現在は簡素化されている。
また、法施行令では、
本線車道に直接出入りすることができる施設につき連結位置に関する基準が示されており、本線車道の接続部分が他の施設のそれから本線車道に沿って2km以上離れていることとされている。
◆ 新直轄方式
公団民営化による新規着工鈍化が必至ななか、地方負担による新たな形の手法が模索され、
2003年12月25日に開催された第1回国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)において、民営化後の新会社による道路整備を補完する手法として、地方にも費用負担させる「新たな直轄事業」が導入された。この場合、建設費償還が不要なため無料となる。これが
新直轄方式である。この方式を採用して建設が行われる区間を
新直轄区間という。
この第1回国幹会議では、整備計画まで決定している区間のうち27区間699kmが新直轄方式に変更されることが決まった。これを受け、2003年
5月12日に改正高速自動車国道法等が施行。上記の場合、国がその4分の3以上で政令で定める割合を、残りを
都道府県や
政令指定都市が費用負担するものと改正された。実際には、都道府県等の負担分については
地方交付税措置の重点配分(県の負担分の9
割を
地方債で充当し、その元利償還金について地方交付税措置を行う)や高速道路の後進地域に対する補助等によりある程度まで抑えられる見通しとなっている。
国内第1号の新直轄方式は、
北海道横断自動車道釧路線である。当初この路線は、従来方式での建設で計画されていたが、近隣市町が応分の費用を積極的に負担し完成を急ぐ必要があるという自発的な住民運動によって積極的に新直轄方式に変更した。2007年
9月には
日本海沿岸東北自動車道の
本荘-
岩城が新直轄方式としては初めて開通した。
◆ 路線
◇ 高速自動車国道への編入
整備計画の変更により一般国道から高速自動車国道へ昇格された区間が
存在する。