一つには、学会論文発表が難しい分野において、特に若手の研究者の研究発表の場を確保することにある。学際的分野の論文が評価されにくく、大学院生や若手研究者の学会発表の場に乏しい
法学分野をはじめ、他の人文・社会系分野において紀要の果たす役割は大きい。
また、若手の大学院生において、処女論文という形でデビューをする場として紀要が利用されることが多い。これは、大学院生の所属大学で発行する紀要に論文を書くことを通して、大学院生が専攻内で知られるとともに、その後のステップである学会論文等へ慣らすという意味合いがある。