建築物環境衛生管理技術者 wikipedia|無料辞書
建築物環境衛生管理技術者(けんちくぶつかんきょうえいせいかんりぎじゅつしゃ)とは、
建築物の
環境衛生の維持管理に関する監督等を行う
国家資格である。通称
ビル管理技術者と呼ばれる。
◆ 概要
・ 通称、「ビル管理技術者」、「ビル管理士」などと呼ばれる資格で、特定建築物の
所有者(ビル
オーナー)や
占有者(
テナント等)などに対し意見を述べる
権限及びその意見の尊重
義務が法律で定められている。したがって、特定建築物の管理における事実上の最高責任者としての職務を遂行することになる。
・ 面積3000m2以上(学校は8000m2以上)の特定建築物において選任義務があり、
超高層ビル、大・中規模
オフィスビル、
ホテル、
商業施設、
ホール、
大学、
図書館、
博物館、
美術館等(
医療法により管理されている
病院、
診療所等は除かれる)の大規模・中規模建築物において選任されている。近年における大規模建築物の機能や収容人員は小
都市にも匹敵し、その管理技術には建築物環境衛生管理技術者のような専門知識のある資格者が必要となっている。
・ 本資格の所有者は、
ビルメンテナンス業や建築物を所有する企業の管財部門、総務部門の
管理職、責任者、責任者候補等が多く、本資格を昇進の条件にしている企業もある。
・ ビルメンテナンス業においては、手当を出すなど資格者を優遇している場合が多く、
求人も多くなっている。
◆ 主な業務内容
建築物環境衛生管理技術者の業務内容は、主に次の通りである(
東京都の指導に基づく。要約)
・ 維持管理業務の計画を立案する
・ 総合計画、個別計画、整備・改修計画の作成、現場技術者への講習等の企画など
・ 維持管理業務を実施する
・ 帳簿書類等の整備、計画に基づく実施状況の監督、安全管理、技術指導、工事の発注・監督など
・ 測定・検査の実施とその評価を行う
・ 空気環境等の測定、水質検査、各種設備の整備・能力検証、その他施設の総合的点検と問題点の把握など
・ 是正措置
・問題点の改善、改善案の作成、意見の具申など
◆ 国家試験
国家試験は、例年10月上旬の日曜日に行われている。
◇ 試験科目及び問題数
・ 午前(試験時間3時間)
:1. 建築物衛生行政概論(20問)
:2. 建築物の環境衛生(25問)
:3. 空気環境の調整(45問)
・ 午後(試験時間3時間)
:4. 建築物の構造概論(15問)
:5. 給水及び排水の管理(35問)
:6. 清掃(25問)
:7. ねずみ、昆虫等の防除(15問)
◇ 合格基準
・ 7科目の合計で65%以上の正解率、かつ、各科目40%以上の正解率
・ 科目合格制度は無い
◇ 受験者数・合格者数・合格率