「八ヶ岳」の由来は、「八百万」などと同じように、山々が多く連なる様子から「たくさん」という意味で「八」としたとも、幾重もの谷筋が見える姿から「
谷戸(やと)」にちなんで名づけられたとも、文字通り八つの峰に見えるからとも、複数のいわれが存在する。
赤岳を
最高峰に
横岳などで構成。その山容は、
夏沢鉱泉と
本沢温泉を結ぶ
夏沢峠を境界として、北八ヶ岳と南八ヶ岳に大きく分けられる。北八ヶ岳は、樹林帯が山稜近くまで続き、また比較的なだらかな峰が多く、湖沼も点在する。一方、南八ヶ岳は、主峰の赤岳をはじめ、横岳・
硫黄岳・
阿弥陀岳の鋭い峰々や、横岳西面の大同心・小同心に代表される岩峰群などがあり、急峻な地形となっている。このため、日本有数のロック・クライミングの岩場があることとして知られ、また冬場は氷瀑のアイス・クライミングでも知られる岩稜が中心となっている。このように、南北の山容は対照的である。なお、狭義では南八ヶ岳のみを八ヶ岳と言うことがある。日本百名山の八ヶ岳はこの狭義の山域を指す。八ヶ岳連峰では他に
蓼科山も日本百名山に選ばれている。