同じレベルで複数回使用する
リサイクルとは異なりサイクルをなしておらず、厳密には区別されるが、リサイクルに含められることもある。この場合、カスケードのことを
オープンリサイクル (open recycling) とも言い、これに対し、品質を下げずに再生する本来のリサイクルは
クローズドリサイクル (closed recycling)、品質低下を
バージン材などを混ぜて補填して同レベルに再生するリサイクル(たとえば
新聞紙や
段ボール)を
セミクローズドリサイクル (semi-closed recycling) と言う。
バイオマスやエネルギーは、使用することによってその形状や性質のレベルが下がる。このレベルが下がったバイオマスやエネルギーをすぐに廃棄してしまうのではなく、多段的(カスケード的)に利用することによって資源として最大限有効に利用することがカスケード利用だ。例えば、火力発電の熱の場合、まず高温の熱源を発電に使い、次に動力、次に冷暖房、最後に給湯に使うなど、エネルギーの質に応じて順々に有効活用する。このような多段的利用方法を滝(cascade)になぞらえて、カスケード利用と呼ぶ。