アクチュエータはものを動かしたり、制御したりする機械的あるいは油空圧的装置のことで、利用する作動原理(入力するエネルギー)によりさまざまなものが開発され利用されている。一般には伸縮や屈伸といった単純な運動をするものに限られ、
電動機(モーター)や
エンジンのような動力を持続的に発生させるものを指してアクチュエータとは呼ばない。
これらアクチュエータは基本的にエネルギーを与えることで運動を発生させるが、何らかの装置に組み込む場合は電気的な
信号によって
制御できるようにするなど、制御機構に組み込まれる。制御方式は利用されるエネルギーの種類やアクチュエータ自身の用途にも拠り様々で、単純な
開閉器(スイッチ)や
バルブによるもの、或いはそこから
ハンドルや
レバーといった操作部分に連結しているもの、更には大きな力を発生させるアクチュエータを動作させるために動力伝達装置の開閉器に取り付けられた小型のアクチュエータなど、様々な利用のされ方がある。
ロボットの
関節を動作させるなどの利用が見られる。この中にはエネルギーを与えたときだけ縮み、エネルギーを絶つと外部の力に対して受動的になるアクチュエータも多く、関節を動作させる場合には、関節を曲げるアクチュエータと、伸ばすアクチュエータがセットになっていたり、或いは片側を
ばねの
弾力で肩代わりさせるなどの設計様式も見られる。複雑な所では
力の合成を利用して複数アクチュエータから得られる力を利用して、
軸を
支点として複雑な運動を行う場合もある。
こういった複雑な動作を要求されるアクチュエータは制御のために状態を検出する
センサと同時に組み込まれ、状態を監視する(センシング)。これによってアクチュエータに入力されるエネルギーを調節され、望みどおりの運動を行うが、
建設機械のような単純なものでは操作者が各々の関節の状態を目視で確認・調節することからこういった状態把握のためのセンサ類は利用されない。